質機能 基本操作ガイド
公開日:2021年07月28日更新日:2022年05月17日
概要
「質機能」についてご説明いたします。
「質機能」では、ReCORE上で「査定」から「入質」、「出質」および「流質」までを一気通貫で行える機能となります。
目次
質機能利用前の設定
質機能ご利用前の準備として、お客様の運用状況に応じて設定を行ないます。
なお、質機能ご利用時の設定については、「設定」メニューの「店舗別設定」より全て任意で設定することが可能項目です。
- 「質入書類設定」では、「見積書」や「質入契約書」のフッターを指定することが可能です。
- 「質入レシート設定」では、「受付番号」と質入や利入れ時に発行される「レシート」のフッターすることが可能です。
- 「質入金利設定」では、あらかじめの貸付額に応じた金利を設定することが可能です。
設定の詳細方法は、以下の記事をご参考ください。
基本の操作
※こちらの画面で行う操作は、すべて自動的に保存されますのでご安心ください。
■事前準備
画面右上の三本線をクリックし、ReCOREの「質入れ」メニューから「新規入質」を選択します。
※数値は、すべて半角で入力します。
①「入質商品」項に入質対象の商品を入力し検索
「新規入質」画面の最下部「入質商品」項に入質対象の商品名などを入力のうえ、【検索】をクリックして対象商品を検索します。
検索後に入力対象商品がReCOREの検索に該当しない場合は、ここで独自にカタログを作成することが可能です。
※検索の際には可能な限り、正確な商品名を入力されることを推奨いたします。
②「入質点数」、「貸付可能単価」、「流質後販売単価」を入力
入質対象の商品をクリックして選択し、「入質点数」および「貸付可能単価」、「流質後販売単価」を入力します。
登録された入質商品の貸付可能単価と数量を元に算出された合計金額が、自動で「貸付可能合計」に反映されます。
「貸付金(元金)」
「貸付可能合計」とは違う金額を設定したい場合は、直接金額を数値で入力します。
「貸付可能合計」と同額の場合は、「貸付金(元金)」は入力不要です。「貸付金(元金)」に入力がない場合は、【査定完了としてマーク】をクリックした際に「貸付可能合計」と同額が反映されます。
「金利」
金利のパーセンテージを数値半角で入力します。
なお、小数点以下を指定することも可能です。
※あらかじめ「設定」メニューの「質入金利設定」に設定されている場合は、貸付可能金額の設定に準じた「金利」が自動で反映されます。
また、自動反映後に「金利」欄へ数値を入力することで、「質入金利設定」の設定内容とは別の金利を指定することも可能です。
金利は、入質後に変更することができませんのでご注意ください。
④「査定完了としてマーク」ボタンをクリック
入力項目を確認し、問題なければ【査定完了としてマーク】ボタンをクリックします。
査定完了すると、商品の【コンディションタグ】・【コンディション詳細】・【グレード】の変更が行えなくなります。
※「貸付金(元金)」に入力がなく空白の場合は、「貸付可能合計」と同額が「貸付額(元金)」反映されます。
▼「設定」メニューの「質入金利設定」に金利を設定済み:「貸付額(元金)」には「貸付可能合計」と同額を設定されたい場合
▼「設定」メニューの「質入金利設定」に金利を設定なし:「貸付額(元金)」には「貸付可能合計」と違う金額を設定されたい場合
※査定内容を修正されたい場合は、「査定完了としてマーク」ボタンをクリックした後に表示される【査定金額を修正】ボタンをクリックすることで再度査定の操作が可能となります。
⑤顧客情報の入力
■会員以外の顧客の場合
店舗のタブレット端末を使ってお客様が入力される場合は、【お客様確認待ち】の右横のボタンをクリックのうえ、表示されるQRコードをタブレット端末で読み取り、表示された画面よりお客様に直接、必要項目を入力をしていただきます。
※こちらで入力された情報は、質ケースの情報に保存されますが、会員情報として保存はされませんのでご注意ください。
すると、次のように査定結果とお客様情報の入力画面が表示されます。
必要事項を入力のうえ、ご署名にサインのうえ、店舗スタッフの方より署名内容などが正しく入力されているかどうか最終確認のうえ【送信する】をクリックします。
※「送信する」をクリック後にケースのステータスが「査定承認済み」になりますと、査定金額や対象商品の変更・署名内容を入力し直すことができませんので、ご注意ください。
すると、該当ケースのステータスが「査定承認済み」に変わります。
顧客が入力された情報を確認されたい場合は、ここで【さらに顧客情報を入力する】をクリックすると、次のように顧客の情報が表示されます。
署名内容を確認されたい場合は、【質入契約書を印刷】をクリックすると、お客様の署名内容を確認できます。
▼質入契約書出力イメージ
お客様に店舗で必要項目を記載された用紙を元にスタッフが入力する場合は、【さらに顧客情報を入力】項をクリックして以下の項目を入力します。
- ✳︎名前
- ✳︎性別
- ✳︎電話番号
- ✳︎住所
顧客顧客情報の入力終われば、お客様の身分証を確認のうえ【身分証の登録・確認】より、身分証情報を入力します。
スキャナとの接続設定が済んでいる場合は、【スキャナから読み込む】をクリックします。
※保存された画像データを利用される場合は、【画像アップロードする】をクリックします。
スキャナ後に【OCR-スキャナ】をクリックすると、身分証の情報が自動で読み込まれ「身分証番号」などの入力を省略することができます。
※身分証の自動反映は、運転免許証のみご利用可能ですので、それ以外の身分証の場合は、各項目へ直接入力をお願いいたします。
※【OCR-スキャナ】をクリック時に、『エラーが発生しました 認証に失敗しました。』と表示される場合は、画像が正しく読み取りできていない可能性がございます。
その場合は、こちらの記事「免許証スキャンの正しい向きは? 」「身分証のOCRがうまくできません」を参考のうえ、改めて身分証をスキャン読み取ってから操作してください。
この際、顧客を会員登録される場合は、買取の確定前に必ず【仮会員を発行】または既に発行済みの空(顧客情報が未入力の状態)の会員コードを読み取るなどして、関連付けの操作をお願いいたします。
新規顧客の会員登録については、会員登録についての記事をご参照ください。
◆会員の場合
【顧客情報】項目にて、「会員コード」のバーコードの読み取り、または顧客の名前など入力のうえ検索します。
該当する顧客情報をクリックすると、会員に登録されている情報が自動的に反映されます。
また、この際、有効な身分証が登録されている場合は、「有効な身分証が登録されています」と表示されます。
※身分証が有効でない場合は、改めて「身分証の登録・確認」ボタンよりご対応いただきますようお願いいたします。
店舗のタブレット端末を使ってお客様の情報確認入力される場合は、【お客様確認待ち】の右横のボタンをクリックのうえ、表示されるQRコードをタブレット端末で読み取り、表示された画面よりお客様に直接、必要項目を入力をしていただきます。
すると、査定結果と会員に登録されている情報が表示されます。
査定内容など確認了承のうえ、会員情報に誤りがないかどうかをご確認のうえ、ご署名にサインのうえ、【送信する】をクリックします。
※「送信する」をクリック後にケースのステータスが「査定承認済み」になりますと、査定金額や買取対象商品の変更・署名内容を入力し直すことができませんので、ご注意ください。
もし、会員情報に変更などある場合は、送信前にこの画面で修正入力します。
用紙にお客様より署名していただく場合は、【質入契約書を印刷】をクリックのうえ、まずは質入契約書を印刷します。
「質入契約書」に表示される査定内容、顧客情報の内容を確認のうえ、署名捺印をしていただき用紙を預かった後、【確認済みとしてマーク】をクリックされますと、ステータスは「査定承認済み」になります。
⑥「入質を行う」ボタンをクリック
入質を行う際に【入質を行う】ボタンをクリックします。
⑦「入質を行う」のモーダルが表示される(確認のうえ問題なければ、「未払金の入力へ」をクリック)
「入質を行う」ボタンをクリックされますと、入質に必要な情報確認の画面が表示されます。
こちらを確認のうえ、問題なければ「支払金の入力へ」ボタンをクリックしてください。
※【流質までの月数】は、初期値で『3』ヶ月となっております。変更される場合は、直接入力します。
⑧「店舗支払金」を入力→問題なければ「確定」ボタンクリック
「支払金の入力へ」ボタンをクリックすると、店舗支払金の入力画面が表示されます。
支払い金種に対して金額を入力のうえ、支払日を確認して「確定」ボタンをクリックします。
※支払日には、ケース作成日から操作現在までの日時を指定することが可能です。
⑨各種帳票(レシート/質札/保管ラベル)を発行
「確定」ボタンをクリックされますと、下記画像の画面が表示されますので各種帳票を適宜発行してください。
レシート(サイズ:幅80mm)<質入れ時>
①「設定」ページの「店舗別設定」の一般「店舗名」「店舗住所」「店舗電話番号」に設定されている情報
②「設定」ページの「店舗別設定」のレシート共通設定に設定されている情報
③「質入れ>ケースリスト」にある「ケースコード」とそのケースコードのバーコード
④「支払人」が「店舗」であるかどうかを表示
⑤「元金」の金額
⑥支払いの決済方法とその金額
レシート(サイズ:幅80mm)<利入れ時>
質札(サイズ:L版 幅89mm × 縦127mm)
①「質入れ>ケースリスト」にある「ケースコード」の横に表示される「番号」
②「質札番号」
③「質入れ>ケースリスト」にある「ケースコード」とそのケースコードのバーコード
④「入質日」入質された日
⑤「流質日」流質された日
⑥お客様の名前
⑦貸付の金額
⑧質料の金額
⑨入質された商品点数
⑩入質された各商品名と各商品点数
※質札の印刷には、L版サイズの印刷可能なプリンタが必要です。
※質札の印刷される裏面は、各店舗にてデザインのうえ印刷ご準備をお願いします。
保管ラベル(サイズ:幅62mm × 縦30mm)
①「質入れ>ケースリスト」にある「ケースコード」とそのケースコードのバーコード
②保管ラベルを発行した日
③お客様の名前
利入れ操作について
入質を行ったのち利入れを行う場合は、下記操作行ってください。
①「利入れを行う」ボタンクリック
顧客より利息の支払いがある場合には、「利入れを行う」ボタンをクリックしてください。
②「利入れを行う」モーダルが表示されるので問題なければ「預かり金の入力へ」ボタンをクリック
「利入れを行う」ボタンをクリックされますと、「質契約情報」および「支払い情報」の確認画面が表示されます。
【利入れ月数】を入力し、【店舗預り合計】を確認のうえ問題なければ「預り金の入力へ」ボタンをクリックしてください。
③店舗預り金の入力画面が表示されるので金額を入力後、「確定」ボタンをクリック
「預り金の入力へ」ボタンをクリックしていただくと「店舗預り金」の入力画面が表示されますので金種に合わせて金額を入力のうえ、「確定」ボタンをクリックしてください。
こちらの画面が表示されましたら、「利入れ」は完了です。
出質
ここでは、出質(質受け/質請け)の操作方法についてご説明いたします。
■事前準備
画面右上の三本線をクリックし、ReCOREの「質入れ」メニューから「ケースリスト」を選択します。
※こちらの画面で行う操作は、すべて自動的に保存されますのでご安心くださいませ。
※数値は、すべて半角でご入力ください
■操作手順
「ケースリスト」画面を開いていただくと、各ケースがリストアップされた状態で確認できます。
画面上部の検索バーより顧客情報や、質札に記載されているケース番号をもとに検索を行い出質したいケースの特定を行ってください。
検索後、この中からステータスが「入質中」であり、出質を行われたいケースのケースコードをクリックしてください。
対象のケースコードをクリックされますと、下記画像と同様の画面が表示されます。
内容確認のうえ、「出質を行う」をクリックします。
「質契約情報」と「支払い情報」を確認する画面が表示されますので、確認のうえ問題なければ「預り金の入力へ」をクリックします。
「店舗預り金の入力」画面が表示されますので、預り金として受け取った金種欄に金額を入力のうえ、「確定」ボタンをクリックしてください。
「確定」ボタンをクリックされますと、次のような完了が表示されます。
画面左上のステータス項にて「出質済み」となっていれば「出質」の操作は完了です。
流質
ここでは、流質(質受け/質請け)の操作方法についてご説明いたします。
「質入れ>ケースリスト」画面にて「流質期限」を過ぎて(赤文字)おり、流質したい「ケースコード」をクリックします。
開いた詳細ケース情報にて情報を確認します。
【流質する】をクリックします。
以下のように確認メッセージ「流質とします。よろしいですか?」と表示されるので、確定して良い場合は【OK】をクリックしてください。
次のようにステータスが『流質済み』と表示され、流質が完了します。
このとき、必要であれば【商品ラベルを印刷する】をクリックしてラベルを出力します。
また、流質が確定した商品は、「在庫>在庫リスト」画面より確認することができます。
ITコードをクリックして表示される在庫詳細画面では、「在庫履歴」に『流質』履歴が表示されます。
再契約について
入質中のケースにおいて貸付額 (元金)や金利を変更されたい場合は、再契約の操作を行なうことで、入質中のケース情報を元に新たなケースを作成可能です。
なお、こちらの操作は該当ケースのステータスが『入質中』かつ一度利入れ操作済みでかつ「残り月数」が『0』である場合にのみ操作が可能です。
※流質後(ステータス『流質済み』)、出質後(ステータス『流質済み』)のケースの場合、こちらの操作を行うことができません。
①【質入れ>ケースリスト】画面より再契約されたいケースをクリックして詳細ケースを開き、【再契約する】をクリックします。
②再契約のメッセージが表示されるため、操作進行に問題なければ【OK】をクリックします。
③【入質中】のケース情報を元に、ステータス『査定完了』で新たなケースが作成されます。
必要であれば貸付額 (元金)や金利の変更をします。
なお、入質商品の査定金額を変更される場合は、【査定金額を修正】ボタンをクリックして変更します。
この後の操作については、基本の操作 と同様となりますので、こちらを参照ください。
差し押えについて
盗難品が預かり品として入質されていることが確認された場合、該当する品を警察に提出する際にこちらの操作を行います。
当該ケースに対して差し押え操作を行なった後は、「ケースメモ」の編集以外の操作ができませんのでご注意ください。
①【質入れ>ケースリスト】画面より、ケースコードをクリックして当該ケース詳細画面を開き、【差し押え】をクリックします。
②差し押えの確認メッセージが表示されるため、操作進行に問題なければ【OK】をクリックします。
③ケースのステータスが『差し押え』表示され、完了です。
なお、「ケースメモ」には後日把握していただきやすように、差し押えとなった詳細状況などを記載します。
利息支払いの履歴について
当該ケースにおける支払い履歴の確認
入質中のケースの支払い履歴として、ケース詳細の「最新の支払い」が表示されています。
さらに当該ケースの全ての支払い履歴を確認するには、【+全ての支払い情報を表示する】をクリックします。
当該ケースにおける支払い履歴のみ画面で確認することができます。
支払い履歴をデータ出力して確認
【質入れ】メニューの【ケースリスト】画面を開きます。
【履歴エクスポート】ボタンをクリックして、利息支払い期間を指定のうえ【支払い履歴】をクリックします。
データ生成開始のメッセージが表示され、データが生成されると右上の旗マークにデータ作成完了のメッセージが表示されます。
メッセージよりデータをダウンロードします。
ここで、当該ケースの支払い済みの利息のみ確認されたい場合は、Excelのフィルタ機能で「質入コード」を指定のうえ、「支払い賃料」項を確認します。
【質支払い履歴】
支払ID/支払日/店舗名/質入コード/会員コード/姓/名/姓(カナ)/名(カナ)/会員ランク/レジ/支払人/支払い質料/調整金額/利入れ期間/支払い元金/金種/預り支払金
質機能 基本操作ガイドの解説は以上です。
ご質問等は、ReCOREのヘルプチャットもご利用ください。