棚卸しについて
公開日:2020年12月02日更新日:2022年03月11日
こちらの記事では、ReCOREを使った棚卸しの方法について解説いたします。
目次
1.棚卸しの準備
2.棚卸し作業を開始する
– 現在庫商品を登録する
– Excelデータで商品リストを一括登録する
– 分割リスト画面の見方
– 在庫スナップショットについて
3.過不足を調整する ★重要
4.棚卸しを確定する
5.その他
1.棚卸しの準備
【在庫】メニューより、【棚卸し】をクリックします。
既に棚卸しのデータが存在している場合は、こちらに一覧が表示されます。
新しく棚卸しを始める場合は、【新しく棚卸しを開始】ボタンをクリックします。
すると、以下の様に新規棚卸しの登録画面が表示されます。
- 対象ロケーション
- ReCORE上に保管されている[店頭][倉庫1][倉庫2]のどのロケーションにある在庫に対して棚卸しを行うのかを指定する項目ですので、対象ロケーションは、棚卸しを行う場所を選択してください。
- 対象年月
- 棚卸しを行う月を選択します
【棚卸しを新規作成する】ボタンを押すと、以下の画面が表れます。
※こちらの作業は1度の棚卸しにつき、一回のみ行ってください。
2.棚卸し作業を開始する
■現在庫商品を登録する
同じ棚卸しIDを使用し、複数人で棚卸し作業を行うことが可能です。
まず、分割リストの【+新しいリストを追加】をクリックします。
【新規分割リスト】画面が開きますので、こちらに各店で振り分けられた任意の棚番号を入力してください。
(棚番号は、棚卸しをしていただきやすいよう各店にてご自由に振り分けていただいて結構です。)
上記の様な画面が開きましたら、バーコードリーダーで商品バーコードの読み取りができます。
該当する棚番号の商品を順に読み取ってください。
★ポイント★
|
該当する棚の商品の登録が全て終わりましたら、保存ボタンを押してください。
すると登録画面が閉じ、分割リストに登録されます。
■Excelデータで商品リストを一括登録する
棚卸商品の登録は、上記の方法以外にExcelデータにて一括アップロードする方法もあります。
▼フォーマットはこちらから
キーワードに【商品コード】、【在庫コード】、【代替在庫コード】、【JANコード】のいずれかを入力し、各商品の数量を入力してください。
【ファイルからリストを作成】をクリックするとインポート画面が表示されます。
フォーマットには『Excel・Googleスプレッドシート用のファイル』を選択チェックのうえ、任意の「棚番号」を入力し、ファイルを選択して【インポートする】をクリックします。
★インポートのルール★
|
■分割リスト画面の見方
【画面の見方】
・読込商品数:実際にバーコードを読み込んだ商品の数量です。
・超過商品数:ReCOREのデータ上の在庫数が、実際にバーコードを読み込んだ個数より多かった場合、その差分が表示されます。
・不足商品数:ReCOREのデータ上の在庫数が、実際にバーコードを読み込んだ個数より少なかった場合、その差分が表示されます。
※棚卸し途中経過時において、理論在庫に対して読み込んだ数との過不足を表示しています。
※仮に不足があった場合でも、未対応の棚に商品がある場合がありますので、一旦このまま最後まで作業を行ってください。
全ての棚の商品のバーコード読み取りが完了しましたら、分割リストの右上にあるカメラマークの【在庫数スナップショット】をクリックします。
■在庫数スナップショットについて
在庫数スナップショットとは、クリックした時点でのReCOREデータ上での在庫数を確定するために使用します。
確定したReCOREデータ上での在庫数と、実際に数えた商品数との差分を以て、棚卸しを進めます。
また棚卸しは各社によって作業時期が異なるかと思いますので、以下に2パターンの場合の操作を記載いたします。
1.棚卸し日までに読み込み作業を行う場合
棚卸し日までに予め商品の読み込み作業を開始される場合は、作業中も買取・販売も通常通り行なっていただけます。
すべての商品の読み込みが終了し、棚卸し在庫の確定を行う際に一度だけ在庫数スナップショットを押してください。そうすることで、読み込み作業中に発生した買取や販売で変動のあった在庫が、現時点の在庫数に調整されます。
(例)
■棚卸し日が3/31で、読み込み作業を3/25から順次行う場合
3/25〜3/31 商品のバーコード読み込みの実行(この間、買取や販売は通常通り行う)
3/31 閉店時の在庫数で棚卸しを実施するので、営業終了後にスナップショットを実行
3/31 差分がある場合は、最終の差分商品の確認(後述)にて確認
2.棚卸し日以降に読み込み作業を行う場合
棚卸し日の後に商品の読み込み作業を行う場合は、在庫数を確定されたい日時に在庫数スナップショットを一度だけ押してください。
※在庫数スナップショットを実行した際は、再び押さない様にお気をつけください。押した時点で、ReCORE上の在庫数が更新されてしまいます。
(例)
■棚卸し日が3/31で、読み込み作業を4/1以降に順次行う場合
3/31 閉店時の在庫数で棚卸しを実施するので、営業終了後に在庫数スナップショットを実行(この時点で在庫数が確定)
4/1〜 読み込み作業を開始、差分がある場合は、最終の差分商品の確認(後述)にて確認
★ポイント★
- なお、「差分商品の確認」画面に表示された在庫は、まずはITコードをクリックして、ReCORE上の現在庫数と実在庫を改めて確認します。
- このとき【在庫数スナップショット】をクリック後に、新たに売買された在庫の場合、ReCORE上の在庫詳細データの現在庫数と実在庫数が一致する場合は、調整数量を『0』に変更する必要があります。
- 「差分商品の確認」画面の棚卸前在庫・棚卸後在庫は、あくまで【在庫数スナップショット】をクリックされた時点での在庫数を目安に表示したものとなります。
- 在庫数スナップショットをクリック後に売買された在庫において、「調整数量」を変更後に表示される棚卸後在庫は、ご放念ください。
3.過不足を調整する
在庫を確定する時点での在庫数スナップショットをクリックし、商品を全て数え終えた時点で、実際の在庫数とReCOREのデータ上での在庫数の最終差異を確認します。
赤色の【差分商品の確認・棚卸し確定】ボタンをクリックしてください。
超過、または不足のある商品のリストが表示されます。(理論在庫と実数が合っている商品は表示されません。)
【画面の見方】
・棚卸前在庫:ReCOREデータ上に存在する商品の在庫数です。
・調整数量:棚卸前在庫と実際に登録した商品の実数を比較し、ReCOREデータ上での調整数を自動で算出したものが表示されます。(鉛筆マークより編集が可能です。)
・棚卸後在庫:棚卸前在庫に調整数量を加味して棚卸しを確定した後、ReCOREデータ上の在庫数として登録される在庫数を表示しております。
実際に存在する商品の数が、棚卸後在庫数となる様に数量調整します。
調整数量を変更することで、棚卸後在庫の数が自動で変更されます。
※調整数量がマイナスの場合
ReCOREデータ上の理論在庫に対して、実際に登録した商品数が少なかった場合、調整数はマイナスとなります。
その場合、バーコードの読み忘れや、商品の登録漏れなどの可能性がございます。
再度商品の数え直し等を行い、必要に応じて調整数量を修正してください。
※調整数量がプラスの場合
ReCOREデータ上の理論在庫に対して、実際に登録した商品が多かった場合、調整数はプラスとなります。
バーコードの二重読み込み、在庫数の入力ミスの可能性がございます。
再度商品の数え直し等を行い、必要に応じて調整数量を修正してください。
※棚卸後在庫数が、棚卸後にReCOREに登録される在庫数となります。
慎重に確認を行ってください。
★ポイント★
|
4.棚卸しを確定する
全ての調整が完了しましたら、最後に【棚卸し確定】ボタンを押してください。
確定後、棚卸の確定処理が開始され、ステータスは確定処理中となります。
※この状態になりますと、確定したデータの修正はできなくなりますので十分にご注意ください。
数分後に処理が完了いたしましたらステータスが完了になります。
■棚卸のレポートを出力する
完了した【棚卸ID】をクリックし詳細画面を開きます。
【差分商品の確認・棚卸確定】をクリックします。
「差分商品の確認」画面で【検索結果をエクスポート】をクリックすると、棚卸確定後のデータをダウンロードすることができます。
※確定前に出力することも可能です。
ReCORE上ではなく別途資料として保管されたい方はご活用くださいませ。
以上で棚卸作業は完了です。
5.その他
■ITコード以外を読み取って棚卸しを行う
棚卸時のバーコード読み取りは、ITコードではなく、JANコードやPDコードで行うことも可能です。
ただし、JANコードやPDコードは、1商品につき1つの個別コードが発行されるITコードとは違い、複数個の商品が同一コードで存在しております。
そのため、JANコードやPDコードを読み取り、商品が存在しないまたは複数個該当する場合は、以下の様にメモ欄に読み取りができなかった商品が記載されます。
いったんこのまま保存し、差分確認時に読み取りができなかった商品が表示されますので、その画面にて調整をお願いいたします。
■グロス管理の商品の入力方法
グロス管理の場合は、買取の際に、以下の通り【グロス管理対象商品】にチェックを入れていただいているかと思います。
該当商品のITコードを棚卸しの画面で1度読み取り、同じITコードに紐づく商品の個数を数え、数量に実際の数を入力してください。
グロス管理についての詳細はこちらからご確認ください。
ご不明点等ございましたら、ヘルプチャットもご利用くださいませ。