「分割操作」「結合操作」を誤った際の対応方法一覧
- 公開日:2024年12月17日
- 更新日:2025年02月06日
「分割操作」「結合操作」を誤った際の対応方法について解説します。
注意
ReCOREには「分割操作」「結合操作」を誤った際に、「元に戻す」などの機能のご用意がありませんので、操作を誤った際はさらに「分割」や「結合」、場合によっては「廃棄」などの操作をすることなく、当ガイドをご確認ください。
当ページに類似事象がない場合は、テクニカルサポート宛へお問い合わせください。
分割:分割操作を誤ったので元に戻したい
対応方法
誤った内容で分割操作を確定してしまった場合には、分割した在庫を結合操作し、改めて分割操作を行ってください。
以下の注意点・デメリットを考慮のうえ対応方法をご検討ください。
ケース①:分割後の在庫がグロス管理商品であった場合
分割操作によりグロス管理商品へ在庫を追加した場合は、在庫の原価が平均化されています。その場合は、今回の在庫結合をしても当初の分割前の原価状況とは一部異なる場合があります。
例)
元々は在庫A:原価909円の在庫が、以下の流れを経て、在庫E:原価759円となる。
①分割時の入力内容(単品管理商品だった)
在庫A:原価909円の在庫・数量は1つ
分割の際は以下の通り分割
・在庫B:原価:400円・数量:1(グロス管理商品へ)
・在庫C:原価:509円・数量:1(単品管理商品へ)
②分割後の原価
・グロス管理商品
在庫D:元々存在していた原価は100円・数量:1
在庫B(原価:400円・数量:1)を追加することで以下のようになる
原価:500円・数量:2が存在する
※この時点で、数量1つ辺りの原価は、「250円」となる。
・単品管理商品
在庫C:原価:509円・数量:1が出来上がる
③結合後の原価:単品管理商品にする
②を結合すると、在庫E(原価:759円・数量:1)になる。
計算式は以下の通り。
・グロス管理商品、原価「250円」/数量1つ辺り
・単品管理商品、原価「509円」/数量1つ辺り
ケース②:分割後の在庫を一部販売・他の在庫操作を行われた場合
販売済であったり、他の在庫操作を行った場合は、結合をしても販売や在庫操作などにより一部の現存する原価が変わっているため、当初の分割前の原価状況とは一部異なる場合がある。
ケース③:分割操作により小数点以下の端数が発生している場合
分割:本来5個に分割したかったのに間違えて4個に分けてしまった場合はどうしたらいいか
対応方法
分割した在庫を全て結合することで、原価や数量など分割前の状態に戻すことが可能です。
結合操作の手順をご案内します。※その際、新しい在庫コードが発番されます。
1履歴エクスポートを行い分割元在庫の確認をする
・ 【在庫→在庫リスト】の順に進む
・ 【履歴エクスポート→分割・結合・振替】の順に進み、履歴のエクスポートを行う
▼各種データの出力について
https://help.recore-pos.com/archives/1258
【分割した在庫コードの確認方法】
以下ヘルプガイドも併せてご参照ください。
▼結合操作について
https://help.recore-pos.com/archives/348
注意
結合操作を誤った場合など、元の状態に戻すことはできませんのでお気を付けください。
上記「結合操作」後に改めて正しい数量で分割操作をおこなってください。
分割:数量3だった在庫を数量2に分割してしまったときはどうしたらいいか
要望
同じ在庫コード内にある3つ数量を、同じカタログ内の別々の在庫コードに分割したい
状況
①1回目の分割操作(以下添付画像のように入力した場合)

当初の在庫「数量3」を同一カタログの別在庫「数量2」に分割
分割元在庫:IT9HDRD7F9JS 数量3(原価:3つで1200円)
分割先在庫:IT47OVHM3K16 数量2(原価:2つで1200円)
②2回目の分割操作(以下添付画像のように入力した場合)
在庫「数量2」を同一カタログの別在庫「数量1」に分割
分割元在庫:IT47OVHM3K16 数量2(原価:2つで1200円)
分割先在庫:IT1Y45YCFP5W 数量1(原価:1つで1200円)
★現在こちらの状態

対応方法
※当初1つの在庫コードに数量『3』であったものを、同カタログ(PDコード)で3つの別在庫コード(ITコード)で各数量『1』に分割したい場合の操作方法
1数量1になっている在庫を同じ在庫内の3つに分割する

▼分割操作について
https://help.recore-pos.com/archives/336
結合:分割操作をした際に在庫を1つにしたかったが2つになってしまった
原因
操作時に結合先のカタログを指定した際、数量を「2」と指定されたことで発生している可能性があります。

対応方法
※販売する在庫数を1にしたい場合
在庫を廃棄することで、在庫数を減らすことが可能です。
その場合、結合後に数量分に原価が按分されているため、原価が本来想定している価格とは異なる状態になります。
上記のデメリットも考慮いただいたうえで、社内にて対応方法をご検討ください。
結合:結合処理をする際に1点結合漏れをしてしまった場合の対応方法
要望
3種類の在庫を結合して1つの在庫として販売したかったが、結語する際に1種類漏れしまった。
現在は誤って結合した在庫が販売してしまい、結合漏れした1種類が余計な在庫としてあるから処理したい。
対応方法
既に販売した在庫が手元にない場合、廃棄操作を行ってください。
販売された在庫を結合操作はできない仕様となります。
その際は在庫廃棄をおこなうことで、在庫金額を処理することが可能です。
結合:結合後に再度分割する場合、結合前の原価に戻したい
対応方法
結合操作を誤り改めて分割操作をする場合、結合前の原価に戻すことができない仕様となりますので、在庫の分割をする際はお気を付けください。
分割する際、原価を空白としていただくことで数量の比重によって原価が按分される仕様となります。
例えば、原価1818円の1点の在庫を3点に分割する場合、「原価(小計)」の項目を空白としていただくことで自動で100円ずつに按分されます。
また、1点目、2点目の在庫に対しては「原価(小計)」に「¥500」と入力し、3点目の商品の「原価(小計)」は空白としていただくことで分割確定後には自動で「¥818円」が原価として計上されます。

上記のように分割時に原価を任意の金額に振り分けることも可能ですのでご検討ください。
不明な点がございましたら、ReCOREのヘルプチャットよりお問合せください。
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